アラフィフの熟年OLが結婚相談所に入会し、婚活パーティーに参加してみた

私は神奈川県内にある下着メーカーに勤務する52歳の女性会社員です。職場では“熟年OL”と呼ばれています。男性社員からこんなふうに呼ばれるとセクハラになるのかもしれませんが、私の部署は女性ばかりなので、このあだ名は“愛のあるイジり”だと受け止めています。

今回はそんな熟年OLが婚活パーティーに参加した体験談を紹介します。

熟年になってからの婚活に後ろめたさはありません!

“52歳の熟年OLが婚活をする”と聞いて、読者の方はどのような意見を持つでしょうか。「アラフィフにもなってガツガツするのは見苦しい」といった意見があるかもしれませんし、「人生100年時代なんだから、アラフィフになってから結婚相手を探すのは全然OK」という意見があるかもしれません。

私は定年後の生活は1人で暮らすよりも夫がいたほうが生活に彩りが出ると思っています。子ども産みたくてしょうがないのではなく、定年後の生活に彩りを持たせることを目的として結婚相手を探すのであれば、熟年OLの婚活は別に恥ずべきことではないのです。

そんなアラフィフになってから婚活を始めることに後ろめたさを感じていない私は、まず結婚相談所に登録することにしました。

熟年になるまで婚活をしなかった理由を自覚しました…

結婚相談所というのはそれぞれの相談所ごとにさまざまなカラーがありますが、私は横浜市に本社があり神奈川県内の熟年世代を中心にしてサービスを展開している相談所を選びました。今の職場はとても居心地が良く、結婚しても県外への引っ越しはしたくなかったからです。

入会に当たっては申込書のほかに、本人確認書類・学歴証明書・独身証明書の提出が求められました。所得を証明するために源泉徴収書も用意していたのですが、担当者から「それは大丈夫ですよ」と言われました。所得を証明する書類を提出しなければならないのは、男性だけだそうです。

私は今の会社で管理職になりある程度の収入はあるのですが、それはたいしたアピールポイントにならないことを知って落胆しました。入会後のカウンセリングでは担当者から「どうしてこの歳になるまで婚活をしなかったのですか?」とストレートに聞かれました。

私は「職場の人間関係がとても良好で、仕事に没頭したり同僚との遊びを存分に楽しんでいるうちにどんどん歳を重ねていて、熟年になってから急に定年後の伴侶を欲しいと思うようになったからです」と正直に答えました。

すると担当者は「仕事が充実していたり友達が多い人は淋しさを感じる機会があまりないため、婚活を始める時期が遅くなる傾向があるんですよ」と笑顔で言いました。私は婚活開始が遅くなるパターンに見事にハマッていたのです。

“お見合い or 婚活パーティー”のどちらで婚活するかを決めた

その後もカウンセリングは続き「結婚相談所はお見合い相手を紹介するイメージが強いですが、婚活パーティーといったイベントも充実しています。お見合いと婚活パーティーのどちらに重点を置いて婚活をしていきますか?」という選択肢を提示されました。

私は迷うことなく「婚活パーティーです」と答えました。1対1で男性と向かい合うよりも複数の男女がいる環境でワイワイと話すほうが自分らしさを発揮できるという自負があったからです。また婚活パーティーでは男性のネームプレートに年収が記載されていないため、相手のスペックに左右されずに話しているときの雰囲気からその男性の人柄を判断できるだろうという思いもありました。

その旨を担当者に伝えると「当相談所には“学歴が大学院卒で年収が800万円以上”という条件でお見合いをしていたものの良縁に恵まれず、気分転換に参加した婚活パーティーで何気なく会話をした高卒の家具職人の人柄にほれ込んで急展開で結婚が決まった女性がいます。

あなたが本当に“男性のスペックに左右されたくない”という考えを持っているのであれば、このような事例もあるので間違いなく婚活パーティーに重点を置いたほうがいいでしょう」というお墨付きをもらえました。そして私は、1週間後の土曜日に開催される婚活パーティーに参加することをその場で決めたのです。

女性は参加費が安いので、そのぶんオシャレに投資しよう!

お見合いでは1人紹介してもらうごとに5000円かかりますが、婚活パーティーの場合は女性の参加費はたったの1000円です。男性の参加費は8000円なので、女性にとって婚活パーティーはかなりコスパがいいのです。

参加費が安いぶん私は美容室とネイルサロンに行き外見を磨くことにお金を使いました。さらに私は女友達と遊ぶときには絶対に着ないような清楚なワンピースとフェミニンなハイヒールを購入して、女子アナコーデで婚活パーティーに挑むことにしたのです。

ホテルに着くとまずエントランスで検温が行われ、会場に入る際は1人1人に透明のマウスシールドが支給され「マスクをこれに付けかえてください」と言われました。パーティー中もマスク着用だと思っていた私はアイメイクしかしていなかったため、すぐにお手洗いに掛け込んでピンクのチークと真っ赤な口紅を塗りました。

最初に行われる1分ごとの自己紹介の際は、男女の間にアクリル板が置かれています。新しい生活様式が婚活パーティーにも浸透していることを実感しました。

素敵な結婚生活を目指して!24歳が婚活パーティーに参加して結婚するためには

「運命の人かも!」と思える男性と出会えることができた

自己紹介タイムが終わり自由歓談タイムになると、1人の男性が私に話しかけてくれました。髪には白髪がちらほらと混じっていますがハゲてはおらず、高身長で背中に厚みがあって肌はツヤツヤです。“豊川悦司的な魅力”という表現がピッタリだと思います。

聞くところによると年齢は55歳でゲームアプリを開発する仕事をしているそうです。担当したゲーム名を尋ねると私も知っているゲームだったので「すごいですね!」と言ったら「ゲームのプログラミング言語っていうのは、ものすごいスピードで変化しているんですよ。

数年後には僕のスキルなんて全然通用しなくなっているかもしれません」という控え目な言葉を返されました。自己紹介のときは自分の自信がある部分をどんどんアピールしてくる人がほとんどだっただけに、この男性のような謙虚な態度は私にとって新鮮でした。

それと同時にこの男性となら金銭的な安定がなくても、精神的な安定はずっと得られるだろうという確信を持ちました。婚活パーティーの最後にお気に入りの男性を1人指名できるのですが、私が指名したアプリ開発の男性も私のことを指名してくれて、お付き合いをすることになりました。

今後この男性と結婚することになるかどうかはわかりませんが、初めて参加した婚活パーティーで結婚を前提にしたお付き合いをする男性と出会うことができたので、やっぱり私にはお見合いよりも婚活パーティーが向いていたのだと実感しています。

熟年でも自分に自信を持って婚活をしよう!

熟年女性の婚活は世間から何かとネガティブに捉えられがちですが、出産を諦め定年後に一緒に暮らす相手を求めて婚活するのであれば後ろめたさを感じる必要はないと思います。そして熟年になると自分の収入だけで十分な生活ができている女性もいるでしょう。

そんな女性は婚活パーティーのようなスペックよりも印象や人柄で男性を選ぶことのできるイベントに参加してみるのもアリですよ。